"結果は残念だが、悲観することはない"とは、とても思えないな。
確かに、内容は悪くないし、不運もあった。
ただ、何時か勝てる、そういった慢心が、選手達も共有している。
何時か勝てるじゃ、何時までたっても勝てない。
谷に追い立ててやらなきゃ、尻に火が付かない選手達だ。
少なくとも俺は、もっともっと追立ててやりたい気持ちでいっぱいだ。
別に方向性が間違ってるとは思わないが、それに甘えるのが今の選手達だからね。
何か足りないとすれば、執念か。
2失点した後の3失点目は、絶対にやってはいけない。
その時、どれだけ強く思えたかどうか。
理屈じゃなくて、絶対に点を入れられてはいけないという怨念、狂気ともいえる執念。
自分が現役の頃は、絶対に点をやってはいけないという場面では、
"相手を殺してもいいから、絶対止める""自分の足や顔が吹っ飛ばされてもいいから、出していく"
という執念だけは、人には負けなかったと思う。
言葉が汚いと思うかもしれない。
でも綺麗毎なんて、やってる選手にとっては、邪魔でしかない。
もう技術云々じゃなくて、ただの執念で動いていたね。
別に真似しろというわけじゃない、ただ、今のチームは優しい選手が多い気がするだけだ。
後は、慢心だ。
先制した後の、攻撃の組み立てまでは変わらないのに、いざフィニッシュになるとトラップミスをする。
去年までの、終盤までギリギリの展開だったらどうだろうか。
もっと、ボールに執着心を見せたし、見せなければならなかった。
そんな、やらざるを得ない状況でしか、力を発揮できないのが今のチームの現状だ。
「早い時間帯に先制したから、後は試合を支配できる」「ここで決めなくてもまだまだチャンスはある」こんな声が聞こえてきそうだ。
GKの補強は必要だ。
清水はGKを見る目が甘い。
今日の3失点も、他のJ1クラスのGKなら、大抵は2失点で済む。
ブラインドなり、不運な面を言う人もいるが、コロコロがゴールに突き刺さる場面が多い。
立ち位置、予測がまだまだ甘く、成長が遅い。
本当に競争させるつもりなら、それなりの選手を獲るべきだ。