実の息子である熊澤英一郎氏を刺殺してしまった熊澤英昭元農水事務次官ですが、事件が起こる前まで英一郎氏は延々と父親のクレジットカードを使って豪遊していたことが分かっています。
熊沢英一郎、大学院卒も現在は”ニートネトゲ中毒” 父親の金で豪遊か https://t.co/CLvro2GeQs pic.twitter.com/cSM9RgQpFZ
— 黒白ニュース (@koku_byakunews) 2019年6月2日
その額なんと月額30万以上にも及ぶのですが、いくら元事務次官の熊沢英昭容疑者といえども、そのお金を払い続けられるものなのでしょうか?
今回は、熊沢英昭容疑者の年収や経歴を調べるとともに、一体そのお金は何時まで払い続けることが出来たのか?を推測していきます。
実は事件の背景には、息子への金の切れ目に不安を感じた部分があるのではないか?という視点でお届けします。
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熊澤英昭容疑者(元農水事務次官)の年収
熊澤英昭容疑者の年収を、経歴別に見ていきます。
- 1967年 - 東京大学法学部卒業。
- 1967年 - 農林省入省。
- 1983年 - 農林水産省食品流通局企画課物価対策室室長。
- 1984年 - 農林水産省経済局国際部国際企画課課長。→平均年収1100万~1400万
- 1986年 - 農林水産省畜産局競馬監督課課長。
- 1986年 - 農林水産省食品流通局砂糖類課課長。
- 1991年 - 農林水産省大臣官房秘書課課長。
- 1993年 - 農林水産省経済局国際部部長。
- 1995年 - 農林水産省大臣官房総務審議官。→平均年収1500万~1800万
- 1995年 - 農林水産省畜産局局長。→平均年収1800万~2000万
- 1997年 - 農林水産省経済局局長。
- 1998年 - 農林水産省農林水産審議官。→平均年収1500万~1800万
- 2001年 - 農林水産省事務次官。→平均年収2300万~2500万
- 2002年 - 農林水産省退官。
- 2004年 - 農協共済総合研究所理事長。→平均年収2000万以上
- 2005年 - チェコ駐箚特命全権大使。→平均年収1800万
- 2008年 - 農協共済総合研究所理事長。
※経歴引用元:熊澤英昭wiki
熊澤英昭容疑者はキャリア官僚ですから、敷かれたレールの上をただただエスカレーター式に上り詰めるだけで、年収が格段に上がっていきます。
年収1000万を超えたのは、1984年の41歳の時に企画課長に就任した時です。
そこから、部長→審議官→局長→事務次官と、どんどん栄転していき、年収もボンボンッと一気に上がっていきました。

それぞれの年収に関するソースを詳しく見ていきます。
農林水産省課長~審議官時代の年収
農林水産省課長から審議官時代までの年収ソースは下記になります。
官僚は、初任給は民間の大企業に比べると低くなりますが、年齢が上がり出世するにつれて大きく年収が上がっていきます。
年収は、ヒラの職員(係員)が約400万円、課長補佐で約600万円、企画官で約900万円、課長は1100~1400万円、審議官は1500万円~1800万円、局長は1800~2000万円、事務次官は2500万円になるといわれています。
農林水産省事務次官時代の年収
たった一人しか就任できない事務次官職まで上り詰めれば、さすがに年収も見合った額になります。
農水事務次官の給与ですが、月額140万、年収2300万以上であることが分かっています。
下記は給与のモデル表ですが、公務員の給与であるため、大きくは外れていないはずです。

引用元:国家公務員の給与
農協共済総合研究所(JA共済)理事長
熊澤英昭容疑者は、BSE問題で事務次官を退職した後も、ちゃっかり天下りによって、農協共済総合研究所理事長の職に収まっていました。
また、このJA理事長時代の年収が凄いんです。
単協の部長クラスでは、年収600万~800万円
県連の部長クラスで、800万~1000万円以上
全国連の部長クラスで、2000万円以上~
理事長の詳しい年収は公開されていませんが、部長クラスで2000万以上なので、トップである理事長なら更に貰っていることは確かでしょう。
いやぁ、2000万以上って、普通に事務次官時代よりも同等以上の年収なんですね。
天下りってすごいですねぇ・・(遠い目
チェコ大使時代の年収
打って変わって、チェコ大使も務めることになった熊澤英昭容疑者ですが、チェコ大使時代の年収もそれなりに多いんです(笑
調べてみると、平均年収は1800万レベル。
なんだかキャリア官僚→事務次官→JA理事長→チェコ大使と、事務次官まで上り詰めた人は、退官後も年収2000万前後を行ったり来たり出来る生活が待っています(笑
主要国に駐在する大使の本給は4月から年間1791万円へと179万円引き上げられた。加えて毎月100万円単位の手当がつく。


息子に何処まで使いこまれていたのか?
40歳過ぎから年収1000万、50代で年収2000万を連発していた熊澤英昭容疑者ですが、一体道楽息子にいくら使い込まれていたのでしょうか?
息子である熊澤英一郎氏がツイッター上で、使い込んでいる額を暴露しています。
ここを見ている2ちゃんのニートちゃん達へ
2018年5月 支払い予定分のご利用明細合計
323,729円これが今月の私のクレカの支払額だ。
君達の両親が必死で働いて稼ぐ給料より多いんだよw
— ドラクエ10ステラ神DQX(熊澤英一郎) (@hiromi_kanzaki) 2018年6月1日
なんとクレカの支払いだけで月額30万以上を使い込んでいる様子。
だとすると、出費はそれだけで年額360万以上に及びます。
ただ、熊澤英昭容疑者は年収2000万前後を稼いでいますので、生活に支障をきたすレベルほど痛手ではないでしょう。
というと、やはり英一郎氏への凶行は、金というよりも、その家庭内での態度が原因であったと見るべきですね。
亡くなった熊澤英一郎氏の経歴や病歴については下記記事に記していますので、よかったら参照ください。
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熊澤英一郎の経歴や病歴を調査!家族への暴力は自身の病気が関係?
2019年6月1日に元農水事務次官の熊沢英昭さんが、自身の長男である熊澤英一郎氏を刺殺するという衝撃的なニュースが飛び込 ...
続きを見る
家庭内暴力を振るっていたとされる英一郎氏ですが、SNS上では父親自慢を繰り返していたことが分かっています。
最後は自慢の父親から刺される形となり、何とも皮肉な結果です。
熊沢英昭容疑者のプロフィール
【上級国民による殺人事件】息子を刺し殺した元農林水産省事務次官の熊沢英昭容疑者(76)逮捕【長男・熊沢英一郎さん死亡】 https://t.co/JJnwqLF9QQ pic.twitter.com/aSNnRIAmzx
— レオン (@LLfVOiYgJBlA6zs) 2019年6月1日
名前 | 熊澤英昭(くまざわ ひであき) |
生年月日 | 1943年4月21日(76歳) |
住所 | 東京都練馬区早宮4丁目13-27 |
出身地 | 岐阜県 |
出身大学 | 東京大学法学部 |
職歴 |
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まとめ
熊澤英昭容疑者の年収を調査してきた結果、41歳で年収1000万を越えてから段階的に昇給してきたことがわかりました。
特に2001年(58歳)に農林水産省事務次官に就任してからは、2008年のJA理事長時代まで年収2000万以上を連発してきました。
勿論、退職後の福利厚生もしっかりしているはずなので、金銭的には十分余力があったことが分かっています。
やはり、キャリア官僚の中でも事務次官になるほど優秀な方は、年収も凄かったですね。
しかし、これ程優雅な経歴の持ち主でも、息子の教育は上手くいかなかった模様で、最後は容疑者になってしまうとは、皮肉なものです。