福岡のあかつき保育園にて話題になっている『虐待保育』ですが、騒動に発展したきっかけとなる音声データがあります。
この音声データは、どのようにして録音され、そして流出したのでしょうか?
今回の問題の場所は、保育園であるため、子供にボイスレコーダーを持たせるなどして録音させる行為は、難しいはずです。
なので、このあかつき保育園では2016年から虐待が行われていたにも関わらず、3年以上も発覚しなかったのです。
しかし、今回、音声データがメディアに流れたことで、騒動に発展する事態となりました。
一体、保育園という閉鎖的な設備にあって、どのようにして音声データを入手できたのか?
そしてどのようにして流出したのか、を今回調査していきます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
福岡のあかつき保育園で虐待保育園の音声データが問題に!
福岡のあかつき保育園で、保育士による児童への虐待が明らかになった音声データが発覚し、問題になっています。
福岡市東区にある認可保育園「あかつき保育園」で、少なくとも8人の保育士が3年間にわたって園児を虐待していたこと明らかになり、福岡市は15日(2019年2月)に改善勧告を行ったが、8人の保育士のうち今も7人が勤務しており、保護者は「何も変わっていない」と不安を募らせている。
JNNが入手した保育園内の音声データには、トイレへ行きたいと訴える2歳の園児に対し、「自分で行けよ。どこまで赤ちゃんなん」「なんでここで泣くと。行きらんかったら漏らして」と保育士が大声で怒鳴りつける様子が記録されていた。
保護者や他の保育士らのメモによると、「黙想の時間に目を開けている子どもに『目玉くりぬくぞ』と脅していた」「園児の体をふとんでぐるぐる巻きにする」などの行為もあった。園児がしゃべらないよう、口に縦にテープを貼ることもしょっちゅうだったという。
この保育園では、少なくとも8人の保育士が児童に対して暴言や暴力などを日常的に行っていた模様です。
しかし、このあかつき保育園では2016年から不適切保育が確認されており、改善勧告が行われたのは、2019年2月に入ってからでした。
なぜ、3年以上も不適切保育が放置されておきながら、今回の騒動へ発展したのでしょうか?
その理由は、今回のニュースにもある通り、音声データが入手され虐待内容が赤裸々にメディアへ流れたからです。
福岡・あかつき保育園の虐待保育の音声データ
#不適切保育 #グッディ #虐待
あかん。腹立つし悲しいし泣けてくる…息子も過去にあったから親御さんの気持ち分かる。
沢山の子供を見てるし先生も大変やって分かるけど、だからって子供を捌け口にするのはおかしい。自分の子供が同じことされても平気なのか。
大切な子供を理不尽に泣かせないで。 pic.twitter.com/5HfRH4c6oi
— 長月🌙超めてっ子 (@b_mt_d) 2018年12月27日
音声データで確認できる暴言内容は、下記です。






他にも、保育士が絵本の豚を指して、ある園児の名前を呼び

と、あからさまに馬鹿にするような言い方をしていたようです。
しかし、このような生々しい音声データをどのようにして入手し、なぜ流出したのでしょうか?
福岡の虐待保育の音声データがある理由は?なぜ流出?
音声データを入手した方法ですが、過去の類似例を見ると下記2つの方法が考えられます。
- 心配した親が子供にボイスレコーダーを忍ばせていた
- 同僚である保育士による内部告発
ただ、今回は対象が幼児であるため、親がボイスレコーダーを持たせる可能性は低いかもしれません。
幼児なので、自分で録音開始を押せるとは思いませんし、持ち物チェックで保育士に見つかる可能性も高いでしょう。
というと、可能性が高いのは、同僚である保育士による内部告発だと思われます。
その可能性の裏付けとして、あかつき保育園の保育士がメディアに出演して、当時の様子を振り返っています。
ということは、保育士達の間でも疑問に感じる人が居て、その人がバレないよう音声データを録音したと考えるのが自然です。
福岡市あかつき保育園はヒドすぎ
幼児を守るべき保育士が虐待!!#虐待#福岡#あかつき保育園 pic.twitter.com/2Z6AUk6ngw— ケロっ平 (@RJ8ZoRUwzhckNiL) 2019年2月20日
今回の福岡あかつき保育園にて、虐待保育に関わったのは8人と言われています。
あかつき保育園自体には、元々29人の保育士が居ますので、その中の一部の保育士が、虐待保育に疑問を感じていたのでしょう。
元々ベテラン保育士が虐待保育に関わっていたとの情報もあり、疑問に感じた人も中々指摘しづらい状況であったかもしれません。
ですが、さすがに見かねて、せめて証拠にと『音声データ』を録音した可能性はありそうです。
しかも、同僚という立場なら、うまく持ち物に紛れ込ませるなどして、バレずに仕込めそうですしね。
そして一旦、虐待保育の証拠である音声データを入手してしまえば、後はメディアに取り上げてもらうために、自ら報道機関に売り込んだものと思われます。
元々は、虐待問題の顕在化と改善が目的だったと思われますので、入手してしまえば、後はメディアに渡す行為は当然だと思われます。
子供自身にボイスレコーダーを持たせていた可能性も
他の例では、幼児ではなく小学生の場合などは、自身の子供に音声データを持たせていたケースはあります。
『松戸市小学校いじめ』の件では、母親が子供にボイスレコーダーを持たせていました。
元々、あかつき保育園も報道で問題になる以前から、親御さんの間で虐待について不安視する声が挙がっていました。
なので心配した親御さんが、子供にボイスレコーダーを持たせることで証拠を入手しよとしても不思議ではありません。

福岡・あかつき保育園の不適切保育の音声がひどい…








評判や口コミで気になるのは、福岡では日常風景ですよっていう点です。
地域によって、『当たり前』と『虐待』の基準が著しく差があるということでしょうか。
まとめ
園児は、まだ2歳だから意味が分からないように見えますが、非常に敏感な時期でもありますので、何となく意味が分かっていると思います。
このような虐待保育が続くと、大人の顔色を伺う子供に育ってしまうのは当然です。
自分の子供が、こんな虐待保育を受けていると思うと、”ぞっとしてしまいます。
今回の問題顕在化によって、保育士の在り方、子供への接し方の見直し、そして待遇面などを見直すきっかけとなって欲しいです。